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両方実現可能?

大開口と耐震性は
両方実現可能?

大開口でも構法や設計の工夫で耐震性を確保できる

リビングから庭やデッキ、テラスに繋がるように、ワイドタイプやスライドタイプ、吹き抜け窓など大開口の窓を設置したり、壁を取っ払って一つの部屋にした間取りは、広いだけでなく明るく開放感あふれた空間にしてくれます。また、窓だけでなくドアの開口部を大きくするなど、大開口化のニーズが高まっています。

ただ、大開口にする際には、構法で決まった壁量を確保しなければいけません。また、横方向に大きな窓を連続して配置するには限りがありますし、家のコーナー部分に窓を設置すると耐震性は下がってしまいます。大開口を作るために無理な設計をしてバランスを悪くしてしまうと、全体の壁量が不足して耐震性も低下してしまいますので、設計の際には注意が必要なのです。

最近では様々な工法が開発されてきており、ハウスメーカー各社で独自に研究・開発した強化耐力壁を使用したり、逆に耐力壁が要らない、もしくは柱や梁を少なくしても大丈夫な新構法や鉄骨造などが開発されており、耐震性のある大間口を可能にしています

7m10cmの大開口を可能にする
ダイワハウス

柱や壁の数を減らしても住まいの強度を確保できるように、エネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」を採用。80mm角の角形鋼管柱で強度を高めています。壁の数を減らすことができるので、7m10cmの大開口でもその強さは損なわれません。

最大35畳!耐力壁不要の
トヨタホーム

鉄骨ラーメン構造を採用している「シンセシリーズ」では、鉄骨のユニットの連結部を梁で補強することで、筋交いや耐力壁を不要にしています。ヨコだけでなく上下の空間を連結させることで吹き抜けを可能にし、自由自在に組み合わせができます。間口の大きさが制限されない、大空間・大開口・自由設計が可能です。

無柱大空間で30帖のLDKを
可能にしたアキュラホーム

専門の設計士・デザイナーがゼロから作り上げる、完全自由設計にこだわる木造軸組工法の家。特許出願中の耐力壁「8トン壁」を建物の外周部に配置することで、建物内部の壁を自由に減らせるようにしています。小さい敷地や間取り、2階建てだけでなく3階建て、大型のビルトインガレージと幅広く使えます。

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先細りしていく住宅市場において、工務店・住宅会社が利益を確保するためには、何を武器に自社の強みを打ち出していくのか、他社とどう差別化していくのかを明確にし、施主にアピールすることが重要です。ここでは、工務店が加盟できる耐震性に優れた工法を提供している会社の中から、加盟店数が多かった支持されている3社を紹介します。