ここでは株式会社テクセルが対応しているTEC-ONE・TWISTECの特徴や使用している金物、導入方法を解説します。
株式会社テクセルでは、在来工法の進化系とされるTEC-ONE、ボルトを使わない工法のTWISTECを取り扱っています。
TEC-ONEは、今までコストの高い大断面工法でしか造ることができなかった木造の大規模建築物を、低コストで叶えられる工法です。一般住宅だけでなく保育園や学校、病院などで採用され始めています。
ボルトを使わないTWISTECはボルトレスでの接合を可能とした「ひねり」の発想を加えドリフトピンを打ち込むだけ緊結されるという工法です。これまでは金物工法が苦手としていた柱や梁が表しになる真壁工法であっても、非常に美しい仕上がりが可能です。
新築住宅着工の減少、大工の職人不足、施主が求めるニーズの細分化など、今後の住宅業界は激しい市場変化が予測されます。このような市場変化に柔軟に対応し、淘汰される時代を生き抜くには他社と差別化を図り、自社が「どのような戦略をとっていくのか」を明確化させることが重要です。そこで、各金物メーカーが提供している金物を使用し、どんな付加価値を顧客に提供できるのか調査!おすすめの金物メーカーをご紹介します。
株式会社テクセルは、前身の株式会社サンクレテックの時代から建築業界でも注目されていた耐震性の高い金物工法を国内に広めるためにさまざまな活動を行っていました。親会社の株式会社タツミ、双日建材株式会社、セイホク株式会社、吉野石膏株式会社との合同出資により2000年に設立され、2019年から社名を株式会社テクセルに変更しています。
金物工法は、在来工法と将来的にシェアを分け合うことになると考えられています。現場の声を受け止める会社として、生産体制を拡大したり人材育成に注力したり、さらに取り扱い商品を多様化するなどしながら金物工法専門のプレカット工場として成長し続けています。
株式会社テクセルで取り扱っている製品は、多岐にわたります。
ホールダウン金物に代わる新耐震接合工法のジャブラ・ワン、独自構造の摩擦ダンパーを採用した筋交い型の制振システムである制振ブレースGO-TA、命の耐震窓として開口部と耐力壁の2つの役割を果たしてくれるJフレームなど、家全体を地震に強い家にするためのさまざまな製品を提供しています。
株式会社テクセルが行うプレカットや扱っている製品のほとんどは、住宅や建物が完成してからでは見えなくなってしまいます。
見えなくなるから何でも良いという考え方ではなく、見えなくなる部分だからこそ後で交換ができない部分であると考え、品質の高い製品を提供しています。
TEC-ONE・TWISTECを導入したい場合は、株式会社テクセルに直接問い合わせを行う必要があります。一般のお客様向け、法人のお客様向けと窓口が設けられており、要望を伝えることでニーズに合わせた製品を提供してくれます。
問い合わせ・資料請求は電話もしくはお問い合わせフォームから受け付けています。
先細りしていく住宅市場において、工務店・住宅会社が利益を確保するためには、何を武器に自社の強みを打ち出していくのか、他社とどう差別化していくのかを明確にし、施主にアピールすることが重要です。ここでは、工務店が加盟できる耐震性に優れた工法を提供している会社の中から、加盟店数が多かった支持されている3社を紹介します。