住宅建築には様々な工法があり、建物の規模や間取りで選ぶ工法が変わってきます。建築会社が対応可能な工法ではなく、理想とする家づくりに対応可能な建築方法を選びたいもの。間取りから見た建築工法について比較してみました。
耐震性が高いことで知られている、住友林業の「ビッグフレーム（BF）構法」と株式会社NCN（エヌ・シー・エヌ）の「SE構法」。両者とも耐震等級3レベルの強さを持っており、家づくりではよく比較検討されています。それぞれの耐震性について、特徴から比較してみました。
耐震性において、その構造からやや不安視されることが多いスキップフロア。ただ、部屋をおしゃれに広くみせてくれるスキップフロアは人気が高い手法でもあります。最近では、スキップフロアのデメリットをカバーし、耐震等級3が確保できる構法が開発されてきています。
スキップフロアの耐震性は？
耐震等級3はとれるのか？
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間取りに吹き抜けを取り入れると、広々とした開放的な空間を演出してくれるとして注文住宅では人気です。ただ、床（天井）部分を取り除いてしまうので、その影響による耐震性の低下が心配されています。安心感のある吹き抜けのデザインには、耐震性をカバーする工法を選ぶのが大切です。
壁で区切ることなく広いスペースを確保したり、ワイドタイプの窓を設置して壁部分を少なくしたりと、大開口の間取りへのニーズは高まっています。耐震性の低下が心配されがちですが、各社の研究・開発により、柱や梁が少なくても耐震性を低下させない工法が導入されています。
在来工法による木造住宅などでは、柱や梁が多用されていることからも、大空間を作るのにも制限がありました。最近では、柱や梁を減らしても家の強度が維持できる工法や柱へなく面で作る工法など、木造でも大空間を難なく作れる新しい工法が考案されています。
昭和62年から建築可能になった、木造3階建て住宅。限られた狭い土地でも有効に使え、広い空間を確保できるとして、都市部を中心によく見られる建築方法です。ただ、建物の耐久性・耐震性への懸念からも、構造計算書の提出が建築基準法によって義務づけられています。
住宅の中に駐車場を組み込まれ、コの字型の間取りになるビルトインガレージは、耐震性が低く地震の際には危ないと言われていました。ただ、最近では耐震性をカバーした工法が開発されており、安全性の高い大空間のビルトインガレージが設計できるようになっています。
先細りしていく住宅市場において、工務店・住宅会社が利益を確保するためには、何を武器に自社の強みを打ち出していくのか、他社とどう差別化していくのかを明確にし、施主にアピールすることが重要です。ここでは、工務店が加盟できる耐震性に優れた工法を提供している会社の中から、加盟店数が多かった支持されている3社を紹介します。
