ここでは、株式会社タツミのテックワンについて紹介していきます。どのような利点があるのか、また提供している会社はどのような特徴があるのかをまとめて掲載しています。
株式会社タツミが販売している接合金物「テックワン」は、溝をカットする際に生じる木材の欠損部が少なくなるよう幅をスリム化しています。テックワンP3は幅100mmに抑えることで、扱いが容易になりました。木材の中に収めやすいため、在来工法に比べて木材の強度を高められます。
テックワンは、三次元実大振動試験により、阪神淡路大震災レベルの地震にも高い強度を実証することが分かりました。木と木を削って繋ぐスタイルではなく、金具接合工法なので、木と金物の良さを引き出した接合力のある家づくりができます。木本来の強さと金物の接合力を持ち味とした耐久性が高い住まいに。
テックワンの梁受け金具は防錆性のある新溶融めっきを使用し、安全性能を高めています。また、施工が簡単で、柱の間に梁をかけてドリフトピンを打つだけなので、現場での作業を省略化できます。金具が木材の内部に収まるため、スケルトン仕上げにも用いることが可能です。
新築住宅着工の減少、大工の職人不足、施主が求めるニーズの細分化など、今後の住宅業界は激しい市場変化が予測されます。このような市場変化に柔軟に対応し、淘汰される時代を生き抜くには他社と差別化を図り、自社が「どのような戦略をとっていくのか」を明確化させることが重要です。そこで、各金物メーカーが提供している金物を使用し、どんな付加価値を顧客に提供できるのか調査!おすすめの金物メーカーをご紹介します。
テックワンを販売する株式会社タツミは、木造住宅用接合金具や構造部材の製造を行っている会社です。屋根・床・壁パネル・プレカット材などを生産しています。また、OEM生産も行っており、これまで多くのハウスメーカーや工務店に採用され、2014年の統計では金物工法の月間供給戸数の割合が52%を占めています。
株式会社タツミは、全国に対応プレカット工場を持っている会社です。北関東向上・本社棟見附工場・テクセル・関西営業所にて対応しており、コストの合理性を持たせて20年近く接合金物を供給し続けています。構造計算に関しては市販の構造計算ソフトに、テックワン並びにテックワンP3プラスの耐力がバンドルされているので、構造計算もスムーズに行えます。
テックワン金物を導入する場合は、テックワン工法に対応のプレカット工場から木材と一緒に購入することが可能です。また、補強金物の購入については、株式会社タツミの住宅資材営業部にてお求めいただけます。P3プラス接合システムを用いた接合部の高力ボルトの締め付けは、株式会社タツミが開催する施工技術者講習会を修了する必要があります。
先細りしていく住宅市場において、工務店・住宅会社が利益を確保するためには、何を武器に自社の強みを打ち出していくのか、他社とどう差別化していくのかを明確にし、施主にアピールすることが重要です。ここでは、工務店が加盟できる耐震性に優れた工法を提供している会社の中から、加盟店数が多かった支持されている3社を紹介します。