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ウッドピタ工法

地震のニュースを見るたびに、被害に心を痛めると同時に、自分の家の耐震性が気になる人も多いものです。しかし、耐震性の補強工事は、大掛かりになるイメージがあります。そんな人にもおすすめしやすいのが、住む人に負担がなくコストも安いウッドピタ工法です。外からの施工のため、住人の負担が軽く、受け入れられやすい工法と言えるでしょう。ここでは、ウッドピタ工法の特徴やメリット、耐震性についてまとめました。

ウッドピタ工法

「生活者に負担をかけない耐震補強」をコンセプトとした新しい耐震補強工法がウッドピタ工法です。施工時、建物外部からだけの作業で、耐震性を補強できます。木造住宅・木造施設用の工法です。

補強するのは、木造住宅の柱・梁・土台部分。外壁をアンカーの形状にくり抜いて、鉄製のアンカーを取り付けます。止水プレートを取り付けてアンカーを連結。鉄筋プレースを取り付けたら工事完了です。建物と補強部材の接合部に独自開発の特殊なウッドピタアンカーを使用することで、建物と補強部材の一体化。従来の外付け工法の耐震性を大幅に改善し、強力な耐震性を実現しました。

一般財団法人日本建築防災協会など公的機関からの技術評価を取得。耐震改修補助制度のある市区町村の補助対象工法にもなっています。

ウッドピタ工法のメリット

ウッドピタ工法は外側からの施工のため、工事中でも普段と同じ生活ができます。室内作業はほとんどありません。作業者に気を使うことなく、室内で快適に過ごせます。家具の片付けといった準備も必要ありません。従来の補強工法では、耐震強度を高めるために窓を埋めたり部屋に柱を設置したりといった工事を行うことがありました。ウッドピタ工法は、このような変更を伴う工事がありません。施工後もこれまでと同じ生活ができます。

外側からの簡単な工事であることから、施工期間も短縮されています。従来1ヶ月半程度の工期が必要だった補強工事が2~3週間程度で完了します。

また、コスト面でのメリットも見逃せません。従来の工法では、1,000万円を超える場合もありますが、ウッドピタ工法なら120万円程度から補強可能です。もちろん、間取りや屋根形状など家によって費用は異なりますが、従来の工法と比較するとコスト削減できることは間違いありません。

ウッドピタ工法の耐震性は?

ウッドピタは、中部地区最大級の実験設備を整えた「エンジニアリングセンター」で多様な実験をクリアしています。実験~検証を繰り返し行い、高度な耐震技術を確立した工法です。実物大の家屋を使った振動実験で、震度6強の揺れに耐えられることが確認されました。

矢作建設工業と名古屋大学環境学研究科の古川忠稔准教授との共同研究で開発されたのがウッドピタ工法です。一般財団法人日本建築防災協会や愛知建築地震災害軽減システム研究協議会からの技術評価を取得しています。

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先細りしていく住宅市場において、工務店・住宅会社が利益を確保するためには、何を武器に自社の強みを打ち出していくのか、他社とどう差別化していくのかを明確にし、施主にアピールすることが重要です。ここでは、工務店が加盟できる耐震性に優れた工法を提供している会社の中から、加盟店数が多かった支持されている3社を紹介します。