工務店は、地域密着を基本として営業しています。ポスティングであれば、特定のエリアにだけ直接的にアプローチが可能です。地域の人々に工務店の名前を知ってもらえるでしょう。
ネット広告を主としている宣伝は、普段からネットを利用している人々にしかアピールができません。インターネットが普及しているとはいえ、まだあまり利用していない、使いこなせてない人はいます。
ポスティングなら、ネットに疎い中高年層にも直接チラシを届けられるでしょう。実家を改装したい・二世帯住宅を建てたいなどと考えている中高年層からの受注に結び付く可能性も考えられます。
ポスティングは、家を建てたい・リフォームしたい人以外にも届いてしまいます。不特定多数の人に届けられる反面、不要な人にとっては余計なゴミになり、工務店に対して悪い印象を抱いてしまうかもしれません。また内容によっては読んだ人に不快感を与えて、ポスティング行為へのクレームにつながる恐れもあります。
ポスティングで伝えられる情報は、配布するチラシ1枚分です。たくさんの情報を伝えたくても、書き込める量には限界があります。誰に・何を伝えたいのかをしっかりと考え、情報を絞り込んでおく必要があるでしょう。
ポスティングは、ターゲットとするエリアを絞り込んで、そのエリアにのみ集中して配布することで効果を発揮します。工務店のサービスを必要としている人が多い、いわゆるニーズが高いエリアを選ぶべきです。リフォームをする必要がありそうな家が多い、新興住宅地であるなど、地域の様子をしっかりとチェックしましょう。
チラシは、一目見て印象に残るようなデザインやキャッチコピーが必要です。ほかのチラシに埋もれてしまうようでは、ポスティングの意味がありません。ターゲット層が好む色使い・デザイン、そしてキャッチコピーを考えましょう。
工務店のポスティングは、年末年始や引っ越しシーズンなどの新築・リフォームの需要が高まっている時期がおすすめです。ちょうど工務店を探している人も多く、タイミング良くチラシが入っていれば、気になって連絡をくれることもあるでしょう。
工務店としては、ポスティングスタッフは雇っているアルバイトであっても、周りから見れば工務店の従業員です。工務店の顔だといってもいいでしょう。配布スタッフの教育を行い、丁寧にチラシを配布する・地域の人々には挨拶をするなど、良い印象を与えるように指導することが大切です。
工務店によるポスティングは、ネット広告やSNS以外の集客方法としておすすめです。ネットをあまり使わない年齢層にも認知してもらえるため、思いがけぬ大型受注につながる可能性もあります。
地域密着で営業をしている工務店だからこそ活用しやすいポスティングを、ぜひ利用してみましょう。
先細りしていく住宅市場において、工務店・住宅会社が利益を確保するためには、何を武器に自社の強みを打ち出していくのか、他社とどう差別化していくのかを明確にし、施主にアピールすることが重要です。ここでは、工務店が加盟できる耐震性に優れた工法を提供している会社の中から、加盟店数が多かった支持されている3社を紹介します。