グランデータ株式会社が展開するグランデータ・ドラゴン・ウォール工法について解説します。
グランデータ・ドラゴン・ウォール工法は耐震補強工法のひとつです。一般財団法人日本建築防災協会の「住宅等防災技術評価」を取得しています。施工の流れは次の通りです。
以上で、「筋交+構造用合板耐力壁仕様」程度の耐力を実現できます。ポイントは、壁の両側に柱があれば、天井を剥がす必要はないことです。適用範囲は、専用住宅・併用住宅(平屋から3階まで(延べ床面積500平方メートル以下))で、木造軸組工法・伝統工法、立面的混構造の木造部分となっています。
グランデータ・ドラゴン・ウォール工法は、既存の木造住宅を対象に耐震補強工事を行う際に、費用の大部分を耐震補強工事に充てられるよう工夫されています。また、使用する材料は市販されているものが主体です。特殊な技術・工具も必要ありません。したがって、価格競争力の向上を期待できます。
新築住宅着工の減少、大工の職人不足、施主が求めるニーズの細分化など、今後の住宅業界は激しい市場変化が予測されます。このような市場変化に柔軟に対応し、淘汰される時代を生き抜くには他社と差別化を図り、自社が「どのような戦略をとっていくのか」を明確化させることが重要です。そこで、各金物メーカーが提供している金物を使用し、どんな付加価値を顧客に提供できるのか調査!おすすめの金物メーカーをご紹介します。
グランデータ株式会社は、一級建築士事務所であるとともに東京都耐震診断事務所でもあります(一級建築士事務所:東京都知事登録(第51724号)・東京都耐震診断事務所登録(第6号))。耐震事業部を設けて、耐震補強金物の製造・販売、耐震補強工事の施工・耐震補強システムの販売代理店開発などを手掛けています。耐震診断・耐震リフォームのスペシャリストといえるでしょう。
耐震補強工事に活用できる自社オリジナル商品を開発している点も特徴です。具体的には、外部から施工可能な在来工法向けのホールダウン金物「GDアンカー」などを開発しています。グランデータの公式サイトには、自社オリジナル商品を初めて導入する方に向けた施工マニュアル・施工ビデオなどが用意されています。
グランデータ株式会社の公式サイトには、一戸建てや木造アパートを対象に耐震補強工事を行った事例が掲載されています(2022年6月時点)。建物の概要と耐震補強工事の内容、総工事費用が掲載されているため、おおよその相場を把握できます。
GDウォール設計施工者講習を受講することで導入できます。講習会の開催方法は、ネット・集合(不定期)・個別の3種類です。講習会では、施工方法、発注・購入方法などの説明を受けられます。
先細りしていく住宅市場において、工務店・住宅会社が利益を確保するためには、何を武器に自社の強みを打ち出していくのか、他社とどう差別化していくのかを明確にし、施主にアピールすることが重要です。ここでは、工務店が加盟できる耐震性に優れた工法を提供している会社の中から、加盟店数が多かった支持されている3社を紹介します。