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大美賀プレカット

ここでは、大美賀プレカットが対応しているAPS工法の特徴、使用する金物、導入方法などを解説します。

大美賀プレカット|APS工法について

大美賀プレカットのNK金物
画像引用元:大美賀プレカット公式HP(http://www.omikamokuzai.com/index.html)

APS(アップルピンシステム)工法は、日本の伝統的な構法である在来工法を進化させたものです。具体的には、柱や梁に接合金物「アップルピン」を埋め込んで施工することにより、木造建築特有の美しさは維持しつつ耐震性の強化を図れます。例えば、耐震性を強化するとともに「あらわし」を実現するなども検討できます。

APS工法の特徴は、基本構造にボルトやナットを使用しないことです。ボルトやナットを使用すると、木痩せなどにより緩みが生じて耐力が低下する恐れがあります。APS工法は、木材の芯部分にアップルピンを納めているため、仮に木痩せが起こったとしても接合位置は変わりません。断面欠損を減らせる点も、APS工法の特徴です。断面欠損が多いと、木材の強度は低下します。ASP工法であれば、木材の強度を可能な範囲で保ち強い構造体を実現できる可能性があります。ちなみに、APS工法の施工方法は、在来工法と大きく変わりません。また、材料の輸送コストも在来工法と同程度です。比較的、導入しやすい工法といえるでしょう。

おすすめの金物メーカーをご紹介
新築住宅着工の減少—。
今後、中小工務店は淘汰される時代へ突入

新築住宅着工の減少、大工の職人不足、施主が求めるニーズの細分化など、今後の住宅業界は激しい市場変化が予測されます。このような市場変化に柔軟に対応し、淘汰される時代を生き抜くには他社と差別化を図り、自社が「どのような戦略をとっていくのか」を明確化させることが重要です。そこで、各金物メーカーが提供している金物を使用し、どんな付加価値を顧客に提供できるのか調査!おすすめの金物メーカーをご紹介します。

APS工法を提供している大美賀プレカットとは?

大美賀プレカットの公式HPキャプチャ
画像引用元:大美賀プレカット公式HP(http://www.omikamokuzai.com/)

群馬県の金物工法プレカット工場

大美賀プレカットは、群馬県太田市に本社を構える金物プレカット工場です。木材・建物の販売からスタートし、平成9年に金物プレカット加工ミニラインを初めて導入しました。以降、金物プレカット加工ラインを拡張して現在に至ります。

金物工法(テックワン)にも対応

大美賀プレカットは、ASP工法のほか金物工法(テックワン)にも対応しています。テックワンは、継ぎ手・仕口を金物に置き換えて打ち込みピンとボルトで固定する工法です。在来工法に比べ断面欠損を減らせるため、木材の強度低下を抑えられます。複雑な施工を必要としないため(柱に梁をかけて打ち込みピンを打ち込む)、現場でミスが起こりにくい点も魅力です。また、APS工法と同様に、外部から金物は見えません。耐震性の強化を目指しながら木造建築の美しさを保てます。

不燃木材も取り扱い

大美賀プレカットは、不燃木材の研究・開発にも取り組んでいます。2007年6月に国土交通大臣の認定を受けた不燃木材「STOP FIRE WOOD」を扱っています。特徴は、天然木を使用していることと燃焼時に有害物質を発生しないことです。「STOP FIRE WOOD」は、一般住宅の内装をはじめさまざまな環境で使用できます。

APS工法を導入する方法

いわゆるフランチャイズ工法ではないため、入会金やロイヤルティなどは必要ありません。大美賀プレカットへFAXなどで図面を送付すればお見積もりを提出してくれます。詳しい説明が必要な場合は、電話などで問い合わせをするとよいでしょう。

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